vpnとは?
vpnとは、「バーチャル・プライベート・ネットワーク」の略です。
一応の説明としては「共有のネットワーク上にプライベートネットワークを構築する技術」とあるものの、カタカナが連なっていて一体何のことかサッパリと分かりません。
そこでvpnについて、もう少し詳しく取り上げたいと思います。
「プライベート・ネットワーク」は、LANのことを指します。
LANはコンピューターネットワークの一種で、LANで繋がっている機器であれば、お互いのデータをやり取りすることが出来ます。
では前に”バーチャル”がつくとなると、一体どうなるのでしょうか。
「LANで繋がっている同士でのデータのやり取り」であるには変わりありませんが、ポイントはやり取りを行う”場所”にあります。
例えば東京本社にある会社から、大阪支社のパソコンへアクセスをしたとしましょう。
ちなみに2社ともそれぞれに、LANでパソコンが繋がっている状態にあります。
会社のパソコンにアクセスをするのならば、会社へ直接赴きアクセスをするのが確実です。
でも東京本社から大阪支社のパソコンにアクセスとなると、実質不可能です。
絶対にアクセスが出来ないという訳ではありませんが、コストと手間がかかるので効率的ではありません。
では効率良くコストもかからず、東京から大阪にアクセスをするにはどうすれば良いのでしょうか。
そこで登場するのが、vpnです。
vpn専用のルーターを使ってLANを繋げば、東京と大阪と1つのネットワークが完成します。
ネットワークが完成すれば、アクセスも簡単になりデータのやり取りもスムーズに行なえます。
つまりvpnを更に簡単に説明すると、LANとLAN同士を繋げる「仲人」的なものなのです。
vpnという名の仲人を上手く利用すれば、何処にいても特定のパソコンにアクセスすることが可能です。
先程は東京と大阪を例に上げましたが、その気になれば東京と海外を繋ぐことも出来ます。
国際社会となった今、vpnのニーズは高まっているのです。